無料のNovelAI用タグ管理アプリ NovelAI Tag Manager v6.3.1を公開しました。
主な更新内容
画像生成の画面に「クイック作成」が入りました。プロンプトを 1 文字も打たずに、カードを選ぶだけで画像を作れます。
「誰が・どこで・何をしていて・どんな雰囲気で・どんな構図か」を、日本語のカードで選びます。
編集モード ◉ クイック作成 ○ 詳細編集 現在の選択 主文: 男女2人・カフェ 人同士の関係: 会話している 構図: 二人を同じ画面に 光・雰囲気: 暖かい レシピ [放課後の教室] [カフェで二人] [幻想的な森] [夜の街] [全身立ち絵] [夕暮れの二人] キャラクター [女の子1人] [男の子1人] [男女2人] ... 見た目 [長い髪] [短い髪] [ポニーテール] ...
カード 1 枚は、タグ 1 個とは限りません。たとえば「本を読む」は reading / book / holding book をまとめて入れます。
初心者向けの別モードではありません。
クイック作成と詳細編集は、同じ制作状態を別の画面で見ているだけです。カードを押した時点で、詳細編集のシチュエーションやキャラクター配置にもう入っています。切り替えても、何かを変換し直すことはありません。
- カードで土台を作り、詳細編集で Seed・強調・配置を詰める、という使い方ができます
- 生成は、これまでと同じ「画像生成」ボタンで同じ経路から送ります
- Seed・Steps・Sampler・CFG などは詳細編集で扱います。生成履歴の「設定を反映」「再生成」もこれまでどおり使えます
標準カードは 280 枚。検索しなくても一般的な絵が作れる量を用意しました。
キャラクター・見た目・服装・表情・動作・人同士の関係・背景と場所・時間と天候・小物・構図・立ち位置・カメラ・光と雰囲気・避けたい要素の 14 区分です。
「欲しいものが無ければ検索すればよい」で済ませないよう、100 件の「作りたい絵」を使って、カードだけでどこまで表せるかを測ってから出しています。カードに入れた語は、公開タグ一覧と照合し、載っていない語は NovelAI で実際に生成して効き目を確かめました。
レシピで、定番の組み合わせを 1 回で入れられます。
「放課後の教室」を押すと、教室・夕方・制服・暖かい光・上半身がまとめて入ります。あとは要らないカードを外し、足りないカードを足すだけです。
いま選んでいるカードは「現在の選択を Recipe 保存」で自分のレシピとして残せます。
足りないものは、日本語で探して足せます。
「カードやタグを追加」で探すと、標準カード・お使いの DB のタグ・同梱の日本語辞書から候補が並びます。選んだものはカードとして入ります。
どうしても見つからないときは「今回だけこの文章を使う」で、打った文章をそのまま送れます。検索で見つからなかったからといって、文章を黙って送ることはしません。 自動で翻訳やタグへの変換もしません。
自分のカードを作れます。
「自分のカードとして保存」で、名前と中身を決めてカードにできます。中身はカンマか改行で区切れば、1 枚に複数のタグを入れられます。
[夕方・逆光・暖色] → sunset, backlighting, warm lighting, golden hour
自分のカードと自分のレシピは、NATM パックで別の PC へ渡せます。 レシピが使っている自分のカードも一緒に入ります。
カードを外すと、そのカードが入れたものだけが消えます。
「本を読む」と「読書中」がどちらも book を入れていても、「本を読む」を外して消えるのは、そのカードが入れた book だけです。同じ語を手で打っていた場合も、そちらは消しません。
詳細編集で手直しした語は、カードの持ち物ではなくなります。 そのあとカードを外しても、直した語は残ります。カードには「変更あり」と付き、何もしないかぎり勝手に元へ戻しません。
立ち位置と視点は、キャラクター配置と同じものを動かします。
「横並び」「上から」「上半身」などのカードは、プロンプトへ語を足すのではなく、キャラクター配置の立ち位置・視点を切り替えます。 同じ意味の語が 2 か所から送られることはありません。
立ち位置・カメラの向き・画角・傾きは、それぞれ 1 つずつ選べます。「横並び+上から+上半身」のように組み合わせられます。
「画像から作成」とつながりました。
「画像から作成」で画像の見た目を解析したあと、「クイック作成で調整する」を押すと、見つかった要素がクイック作成の候補として並びます。押した候補だけがカードとして入ります。当たっているとは限らない推定を、勝手に採用しないためです。
解析用のモデルを入れていなくても、クイック作成そのものは使えます。
プロジェクトに、カードの選択も残ります。
保存したプロジェクトを開くと、どのカードを選んでいたかも戻ります。
- 実際に送る中身は、これまでどおりプロジェクトの控えから戻します。カードをもう一度当て直すことはしません。 当て直すと、同じ語が二重に入るためです
- クイック作成を使っていないプロジェクトは、開いて閉じるだけで「未保存」になることはありません
- 「診断・出所・整理案」で、カードから入った語には「クイック作成: カード名」と出ます
版数について
v5.0.3 の次が v6.3.1 になります。クイック作成は開発計画で 4 段階(v6.0 カード、v6.1 検索、v6.2 自分のカードとパック、v6.3 画像からの候補)に分けていたものを、まとめて 1 回で出したためです。v6.0.0〜v6.3.0 は欠番です。
変わらないもの
- 詳細編集は、これまでの画像生成の画面そのままです。 機能は何も減っていません
- v5.0.3 以前から更新した場合は、詳細編集で開きます。 更新しただけで見慣れた画面が消えたように見えないためです。はじめて使う場合はクイック作成で開きます。どちらで開くかは、最後に選んだほうを覚えます
- タブの数と番号、
Ctrl+1〜9の割り当ては変えていません - クイック作成を操作しても、タグやタググループは作られません。カードから入る語は「今回だけの内容」です
アップグレード時の注意
- 最初に DB を開いたとき、クイック作成用の表を DB へ追加します。追加の前に、DB と同じフォルダーへ控え(
<DB名>_v6-easy-create_<日時>.premigration.db)を自動で作ります。 既存のタグ・キャラクター・プロジェクトには手を入れません - 設定・プロジェクトは、そのまま引き継がれます
- クイック作成は Windows 版だけです。Android 版には入りません
内部の変更
- テストを増やしました。共通ロジック 1,901 件 → 1,932 件、画面の操作 37 件、辞書ツール 13 件 → 19 件
- 標準カードは、人が読む設計書(
NATM_Ver6_SYSTEMカード設計.md)から辞書ツールで機械的に生成しています。手で写していないので、設計書とアプリの中身が食い違いません
アップデート方法
インストーラー版をご利用の方は、起動時の自動アップデートで更新できます。新規インストールや手動で入れ直す場合は、紹介ページから最新版のSetup.exeを取得してください。
